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介護保険

介護保険制度の仕組み

更新日:

私は透析一筋のおかしな技士ですが、介護関係も大好物です。今回はさらっと介護保険制度の仕組みについて紹介していきます。

介護保険制度の被保険者

第1号被保険者

65歳以上の者

第2号被保険者

40~64歳の医療保険加入者

介護保険サービスが受けられる人

介護保険被保険者全員が介護保険サービスを受けられると勘違いされがちですが、ちょっと違うんです。
第1号被保険者は原因を問わず、要支援・要介護状態となった時にサービスが使えます。
第2号被保険者は、介護保険で対象となる病気(下図参照)が原因で認定を受けた場合に、介護サービス・介護予防サービスを利用できます。
交通事故などが原因で介護サービスが必要になっても介護保険は使えません。
特定疾病、これ介護福祉士試験に出ますので、しっかり覚えてください(注 私は介護福祉士ではありません。)

介護保険の財源構成

介護保険の財源構成は介護保険法により定められています。
介護保険料は、公費負担+保険料+利用者負担で成立しています。
公費負担分が全体の50%を占めます。ちなみに「公費=国費」ではありません。「国+都道府県+市町村」ですのでお間違えなく。割合は国25% 都道府県12.5% 市町村12.5%です。
国25%と説明しましたが、内20%は定率で、残り5%が調整交付金と言われるものになります。
調整交付金とは、各市町村によって人口動態に違いがあり、人口が少なく高齢化率の高い地域は介護保険財政が苦しいので多く交付されるものとなります。
そして40歳以上が払っている介護保険料が全体の50%となります。

介護保険の財源構成28年度予算より

介護給付と保険料の推移

下表は、介護給付の総費用と保険料の推移を表したものです。
高齢化とともに、また介護サービスの細分化や充実化とともに、総費用は上昇し、それに伴い介護保険料も上がっていることがわかります。
このままいくと介護保険料はとんでもない額になっていきそうですね。現在は40歳以上が負担となっていますが、いつの間にか20歳以上が負担なんてシステムにさらっと変えられてしまいそうな気がしています。

介護保険事業計画

様々な要因から、今後の介護保険事業のサービス量の予測をしています。
介護保険料の推移やサービス量の推移などから今後の介護保険料などはますます厳しくなっていくことは確実となっています。

第7期介護保険事業計画におけるサービス量等の見込み

介護保険まとめ

なんで介護サービスを受けていないのに介護保険料を納めなければいけないのか?そんな心ない意見がたまに聞かれますね。
自分がいつ対象になるかわかりませんよ?その時に介護サービスが受けられないことを想像してください。
私としては、むしろもう全国民負担でいいよって思ってます。

  • この記事を書いた人

koch

CE Worksのkochです。全国の透析患者のみなさんや医療従事者のみなさんに、誰が見ても理解できる内容に拘って情報をお届けできるよう努力しています。 また、在宅透析支援も行っています。在宅透析の導入~管理まで、支援する環境が整っておりますので、お話だけでもさせて頂ければ幸いです。

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