訪問看護は介護保険と医療保険を使用することが出来ます。
保険の違いによって、訪問看護を受けるにあたって様々な違いがありますので、解説していきます。
保険別の訪問看護対象者
基本的には、介護認定を受けている場合は介護保険で訪問看護サービスを受けることができます。しかし、以下のように特別な疾患を持っている方などは医療保険が優先されます。
うーん、とても分かりにくいので、フローチャート風に作り直してみました。これでスッキリです。
訪問看護は誰に相談すれば受けられる?
医療保険
医療保険による訪問看護
- お近くの訪問看護ステーションにご相談ください
- 主治医にご相談ください
介護保険
介護保険による訪問看護
- 担当のケアマネージャーにご相談ください
- 主治医にご相談ください。
介護保険利用による訪問看護には、ケアマネージャーが作成するケアプランが必要です!
利用保険・介護度別訪問看護利用者数
下図を見てわかる通り、医療保険利用による訪問看護が多いです。
介護保険利用に関しては、介護度が上がるにつれ、訪問看護利用割合が増えていくことがわかります。
なぜ介護度が上がると利用割合が増える?
介護度≒日常生活困難度と考えられるため、在宅療養におけるサポートの需要が高まる!
保険別訪問回数・時間について
医療保険
通常週3日までで、1回の訪問時間は30分から1時間半程度です。
病気や状態によっては、毎日や同日複数回訪問することも可能です。
介護保険
ケアプランに則った訪問時間となります。
1回の訪問時間は、20分、30分、1時間、1時間半の4区分です。
ここがポイント!
介護保険利用では回数制限がありません。しかし、介護保険には上限額が決められているため、それ以上のサービスは受けられません。
他の介護保険利用サービスとのバランスを考えることが非常に重要です。ケアマネージャーの手腕が問われますね!
保険利用まとめ
利用する保険によって、訪問看護は様々な違いがあります。
透析施設においては訪問介護の認知度は高いですが、訪問介護サービスの認知度はあまりたかくありません。
我々医療者がしっかり把握しておき、患者さんにサービスの利用が必要かどうか、可能かどうかを判断し、患者さんに周知していきましょう。